多摩モノレール延伸へ、箱根ヶ崎方面先行
2020-01-22東京都は1月22日、検討を進めてきた多摩都市モノレールの箱根ヶ崎延伸について、「上北台」から「JR箱根ケ崎駅」の区間について整備を進める方針を固め、新年度に基本設計に着手することを公表した。
多摩都市モノレール箱根ヶ崎延伸ルートは、多摩モノレールの現在の北の終点である上北台駅より西進し、JR八高線箱根ヶ崎駅付近までを結ぶおよそ6.7kmの延伸路線として計画された延伸路線。
導入空間として新青梅街道が当初より計画されており、同道路拡幅工事のための用地確保が進められていた。 延伸ルートとなる新青梅街道の拡幅工事は、上北台駅から箱根ヶ崎駅間を1~5工区に分け事業が進められており。最遅の事業期間が設定されている第2工区(事業施行期間:平成28年2月5日~平成34(2022)年3月31日まで)の完工を持って、ルートのベースとなる道路整備は完了するスケジュールとなっていた。
多摩モノレール延伸計画については、箱根ヶ崎までの延伸の他、多摩センター~町田、多摩センター~八王子等の複数の計画立案されており、東京都はこれまで各ルートの延伸可否を検討してきた。今回、これら複数計画案のうち、多摩モノレールの既存終点である「上北台」および瑞穂町「JR箱根ケ崎駅」の間の7kmの区間について先行整備を進める方針を固めた。 東京都は、本事業費を800億円と見積もっており、うち新年度予算案には基本設計に資する1億円を計上する。