湘南モノレールのおすすめ撮影スポット 用途別3選
2021-06-26湘南モノレールは、神奈川県の大船駅と湘南江の島駅を結ぶモノレール線。
全線乗り通しても14分程度と短く、本数も多いため、観光路線としてのみならず地元住民の貴重な足として活躍し続けている路線です。
湘南モノレールの歴史や車両の特徴についてはこちらのページをご参照いただきたいのですが、今回は湘南モノレールのおすすめ撮影スポットを、編成写真・風景写真・テクニカルな要素が求められる写真など用途別にご紹介いたします。
沿線に撮影に行かれる際は、是非参考にしてみてください。
編成写真-大船~富士見町間&片瀬山~目白山下間
大船~富士見町間
まずは、多くの方が目指すと思われる編成写真のポイントをご紹介します。
一つ目は、大船駅~富士見町駅間。
大船駅から湘南モノレールの改札を通り過ぎ、線路沿いに道路を5分ほど歩いた地点で、
午後遅くが順光。
大船駅を出て、カーブしながら進む湘南モノレールを撮影可能です。
立ち位置次第で様々な撮影が可能。
標準ズームで十分撮影可能です。
トラックやバスなど、車高が高い車が通ると写り込む可能性があります。
歩道からの撮影となるため、撮影時は通行人の迷惑にならないように注意してください。
片瀬山~目白山下間
二つ目のおすすめポイントは、片瀬山~目白山下間の道路沿い。
目白山下駅を降りてから片瀬山方面に伸びる上り坂を登って、最初のカーブが見えてきたらそこが撮影地。
インカーブを曲がってくる列車を撮影できるポイントで、午後が順光です。
望遠レンズがあったほうがよいでしょう。
引きの構図で撮影すると、ストレートの写真も撮れます。
歩道からの撮影となるため、撮影時は通行人の迷惑にならないように注意してください。
風景写真-目白山下駅&湘南深沢~西鎌倉間
目白山下駅
続いては、風景写真のおすすめポイントをご紹介。
まずは、目白山下駅。
湘南モノレールはモノレールとしては珍しく単線路線で、目白山下駅は列車交換駅のひとつ。
ホームからは遠くに湘南の海を望むことができ、列車と一緒に撮影することも可能です。
湘南モノレールらしい景色を楽しむことができるのではないでしょうか。
ホームは広くないため、対向列車に接近しすぎないように注意してください。
湘南深沢~西鎌倉間
季節の花と絡められるポイントのひとつ、湘南深沢~西鎌倉間。
西鎌倉駅を出て左折し、ロイヤルホストがある「赤羽」交差点を線路沿いに進むとアジサイが群生している場所があり、そこが撮影地です。
西鎌倉駅から歩いて10分前後。
標準ズームでも十分な写真が撮れます。
花にピントを合わせて車両をぼかすなど、様々な撮影方法に挑戦できそうなスポットです。
なお、過去の湘南モノレールカレンダーフォトコンテストでもこちらで撮影された写真が入選しています。
こちらも歩道での撮影、かつ歩行者や車の通行量も比較的多いため、撮影時は歩行者や車の迷惑にならないように注意してください。
テクニカル写真-大船駅でズーム流し
上級者の方で腕を試したいという方には、実は大船駅がおすすめ。
大船駅は2面1線のホームで降車専用ホームと乗車専用ホームが一本の動線となっているため、降車客は列車の前を横切って改札に向かうこととなります。
つまり、列車の車止め付近でも撮影が可能なのです。
ここで是非試してほしいのが「ズーム流し」。
シャッターを低速に設定して、ズームリングを引きながらシャッターを切ることでこちらに向かってくるような迫力のある流し写真が撮れます。
かなり低速で接近してくるため、シャッタースピードもそれに合わせてかなり遅くする必要がありますが、ボディやレンズの手ぶれ補正に頼れば十分手持ちでも撮影可能です。
駅の中での撮影のため、乗客の邪魔にならないよう十分注意して撮影しましょう。
腕試しに是非、トライしてみてください。
撮影におすすめのきっぷ
湘南モノレールの撮影時は、1日フリーきっぷの使用がおすすめです。
料金は大人610円、子ども310円。
湘南モノレール全線が一日乗り放題となるほか、新江ノ島水族館など提携各施設で提示すると料金割引などの優待を受けられます。
大船駅から湘南江の島駅までの運賃が片道320円のため、往復するだけでも1日フリーきっぷがあったほうがお得です。
各駅の券売機やWebで購入できるので、忘れずに購入しましょう。
まとめ
今回は、湘南モノレールのおすすめスポットを用途別にまとめてご紹介しました。
湘南モノレールは路線延長がさほど長くなく、多くはない車両をうまく回して運用しているため、さほど苦労せずにその日運用している編成をコンプリート撮影することが可能です。
このほかにも撮影スポットはたくさんありますので、ご自身の納得いく一枚を探して、ぶらぶらしてみてはいかがでしょうか。
皆さまの撮り鉄ライフに、こちらの記事が少しでもお役に立つことを願っています。
文章/吉谷友尋
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