11月3日 中国 蕪湖モノレール1号線開業
2021-11-052021年11月3日、中国安徽省の蕪湖軌道交通(モノレール)1号線の運行が開始された。開業式典には、蕪湖市長、CRRC会長、中国鉄道グループ社長、中国アルストム社長等が出席した。
路線は1号線(ラインカラー 赤)と位置付けられる、宝春路駅から白馬山駅までの30.46kmの複線アルウェーグ式モノレール路線。駅数は全25駅で運行の最高速度は80kmhとなっている。2021年10月には試運転が行われ計4万人以上の乗客が利用した。
車両およびシステムは、前ボンバルディア社のINNOVIA 300 Monorail・Cityflo 650信号システムで、アルストムとCRRCの50:50の合弁事業であるCRRC Puzhen Bombardier Transportation Systems Limited(PBTS)が提供する。開業時には全28両、6両編成のモノレール営業車両が用意された。PBTSは6月、以後27年間の路線維持契約を結んでいる。
Cityflo 650信号システムは、中国のアルストムの信号合弁会社であるBombardier NUG Signaling Solutions Company(BNS)によって提供されている。
蕪湖軌道交通(蕪湖モノレール)では、南北ルートを取る1号線の他、2号線(ラインカラー:青)についても建設工事が進められており、こちらは第一フェーズ区間が2021年末に開業を予定している。江北駅までさらに延長する2号線の第2フェーズについては今現在計画段階にあり、2025年までに完了する予定となっている。
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記事・編集/MJWS 田村拓丸