多摩モノレール町田延伸 東京都が新ルート決定、町田GIONスタジアム前通過へ
2022-01-28多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会は28日、多摩モノレール多摩センター駅から町田駅までの間で延伸が検討されている、通称多摩モノレール町田延伸ルートについて、決定ルートを示した。
従来のいわゆる構想ルートでは、町田駅より芹ヶ谷公園を介し、サン町田旭体育館付近まで直進。現在整備着手が決定されている都市計画道路3・3・36号線を伝い町田市民病院付近へ。木曽団地山崎団地を越え桜美林大学付近より小山田桜台団地前を通過。現状都市計画道路の配置予定が立っていない小山田緑地付近を通過し、都道156号線に合流。多摩センターに至るものだった。
新決定ルートでは、小山田桜台以降、小山田緑地へは向かわず、155線を介して、57号線へ、156号線に入り、町田GIONスタジアム前を通過、小山田緑地を上方でかわしつつ、構想ルートと同様、都道156号線に合流し多摩センターへ接続する。従来、延長13kmほどとなる予定であった構想ルートから、およそ3km伸び、延長16km程度となった。
多摩モノレールは、上北台~多摩センター間16.0kmで営業中のモノレール路線。北側の終点となる上北台から箱根ヶ崎間(約7km)については、導入空間となる道路の整備が進んでおり、2021年に事業着手が決定した。
多摩モノレール町田延伸構想は、2000年1月の運輸政策審議会(現・交通政策審議会)答申において、「今後整備について検討すべき路線(B)」に位置付けられ、さらにその後、2016年4月7日の交通政策審議会答申案では「意義のあるプロジェクト」として「導入空間となりうる道路整備が前提となるため、その進捗を見極めつつ、事業化に向けて関係地方公共団体・鉄道事業者等において具体的な調整を進めるべき」として示された。多摩モノレール延伸計画の中では、箱根ヶ崎延伸ルートと並んで最も実現に近い延伸計画と位置づけられている。
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記事・編集/MJWS 田村拓丸