重慶江北国際空港ミニモノレールラインオフ!
2024-12-05中国南西部の重慶市に位置する重慶江北国際空港で、世界初の自動運転跨座式モノレール車両が導入されました。このモノレールは、T3AターミナルとT3Bターミナル間の連絡輸送を目的として設計されています。
跨座式モノレールとは、車両がレールを跨ぐ形で走行するタイプのモノレールで、狭い空間や複雑な地形に適しています。今回導入された車両は、最高レベルの自動化(GoA4)を実現しており、無人運転が可能です。各車両は独立した動力ユニットを持ち、全自動連結器とイーサネット技術を活用することで、迅速な自動連結や1両から4両までの柔軟な編成が可能となっています。
さらに、航空会社、ターミナル、車両の三者連動技術により、フライトの乗客数に応じて車両数や運行スケジュールを自動的に調整することができます。また、車両にはスーパーキャパシター(電気二重層コンデンサー)が搭載されており、制動時のエネルギーを吸収・再利用することで、エネルギー効率を高めています。高周波補助システムや永久磁石牽引システムの採用により、省エネで環境に優しい設計となっています。
この新しいモノレールシステムは、重慶江北国際空港の旅客にとって、より便利で効率的な移動手段を提供することが期待されています。