キングアブドラ金融地区（KAFD）モノレール契約締結

2024-12-09 0 投稿者: mjws編集

2024年10月31日、サウジアラビアの首都リヤドに位置するキングアブドラ金融地区（King Abdullah Financial District, KAFD）で、モノレール建設プロジェクトの契約が締結されました。このプロジェクトは、KAFD内のオフィス、商業施設、レジャー施設を結ぶ全長3.6kmの高架環状線で、6つの駅が設置される予定です。これにより、KAFDは徒歩圏内で移動可能な「10分都市」として、公共交通機関の利用促進と自家用車の使用削減を目指します。

キングアブドラ金融地区金融地区（KAFD）外観。ビルの合間に建設中のモノレール軌道桁が見える。

モノレールは、6編成の自動運転車両で運行され、ピーク時には最大3,500人の乗客を輸送可能な設計です。また、リヤド・メトロとの接続も容易で、都市全体の交通網との連携が強化される予定です。

今回の契約は、KAFD開発管理会社（KAFD DMC）が、CRRC（香港）有限公司、CRRC南京浦鎮車輛有限公司、およびハッサン・アラム・コンストラクションのコンソーシアムと締結しました。

KAFDモノレールプロジェクトは、2016年に一時中止されたものの、2022年に計画が再始動されました。この再始動にはシストラが技術および監督サービスを提供しています。今回のモノレールシステム導入により、KAFD内外での移動がより効率的かつ快適になることが期待されています。

KAFDモノレールとは？
KAFDモノレールは、サウジアラビアの首都リヤドにあるキングアブドラ金融地区金融地区（KAFD）内で計画・建設されている都市型モノレールシステムです。このモノレールは、金融地区内の移動を効率化し、歩行者中心の「10分都市」実現を目指す交通インフラとして位置づけられています。

KAFDモノレールは、全長約3.6kmの高架環状線で、6つの駅が設置される設計となっています。自動運転技術を採用した6編成の車両が運行し、ピーク時には最大3,500人の乗客を輸送する能力を有します。また、リヤド・メトロと接続することで、都市全体の交通網との連携が強化され、利用者の利便性が大幅に向上します。

本プロジェクトは2016年に一時中止されましたが、2022年に計画が再始動され、2023年にCRRC（香港）有限公司、CRRC南京浦鎮車輛有限公司、ハッサン・アラム・コンストラクションとの建設契約が締結されました。その後、プロジェクトは本格的に進行しています。