モノレール専門メディア「MJWS(Monorail Japan Website)」とは

2025-01-24 0 投稿者: mjws編集

MJWS(Monorail Japan Website)は、日本発のモノレール専門メディアとして、国内外のモノレールに関する歴史・技術・都市計画・最新動向を記録・発信している情報プラットフォームです。

モノレールは都市交通の一方式でありながら、その成立経緯や制度的位置づけ、技術体系が都市ごとに大きく異なる特徴を持っています。空港アクセスや観光交通として知られる一方で、都市幹線交通として機能している地域も存在し、都市構造や地形条件、交通政策との関係性の中で独自の発展を遂げてきました。

こうした多様性を体系的に整理し、国際的視点で比較・記録する専門メディアは世界的にも限られています。MJWSは、モノレールという交通方式を都市インフラ・技術文化・交通史の一分野として捉え、長期的な記録と発信を行っています。


世界のモノレールを横断的に扱う専門アーカイブ

MJWSでは、日本国内の都市モノレールを基盤としつつ、中国・中東・欧州・東南アジアなど世界各地のモノレールを対象に調査・記録を行っています。

対象は現存路線に限らず、建設中プロジェクト、計画段階路線、廃止・未成線、試験線、技術実証線など多岐にわたります。方式も跨座式・懸垂式・新交通系・特殊軌道系などを含め、モノレール技術の広がりを網羅的に扱っています。

各事例については、なぜその都市でモノレールが選択されたのか、都市構造や地形条件とどのように結びついているのか、鉄道や地下鉄など他方式と比較した際の特性は何か、都市交通ネットワークの中でどの役割を担っているのかといった観点から分析・整理を行い、都市交通研究資料としても参照可能な形で蓄積しています。


現地調査と一次資料に基づく記録活動

MJWSの活動の基盤は、現地訪問・撮影・路線踏査・資料収集・関係者ヒアリングなど、一次情報に基づく記録です。

建設中区間の進捗状況、軌道構造や支柱形式、車両仕様、駅構造、都市景観との関係性などを現地で確認し、写真・映像・図面・記述として整理しています。また、過去のモノレールに関する文献や技術資料、保存車両、廃線跡、試験施設などの調査も継続的に行っています。

これらの記録は、単なる紹介記事にとどまらず、モノレール技術史・都市交通史・インフラ保存の基礎資料としての価値を持つアーカイブを形成しています。


メディア発信と到達実績

MJWSはウェブサイトに加え、YouTubeチャンネルや各種SNSを通じて映像・解説コンテンツを発信しています。現地取材に基づく路線解説、歴史解説、都市交通比較、建設状況レポートなど、専門性と視覚的理解を両立したコンテンツを継続的に公開しています。

これらの動画発信は国内外の視聴者層に広がり、YouTubeチャンネルの総動画視聴回数は500万回に達しています。モノレールという専門分野に特化した媒体としては例の少ない到達規模であり、MJWSの記録・解説活動が広く参照されていることを示しています。

またMJWSは、国内の報道機関や鉄道系テレビ番組に対する情報提供・資料提供・内容校閲なども行っており、インターネット上の専門メディアにとどまらず、放送分野においても間接的に番組制作や報道内容に関与しています。専門的知見に基づく資料協力や監修的役割を通じ、モノレールに関する情報の正確性向上にも寄与しています。


組織体制と全国的な活動拠点

MJWS編集室は、ここ数年でメンバーが10名を超える体制へと拡大しました。現在の編集室は、モノレール運行会社の実務経験者、建設技術分野の専門家、地域モノレール研究を専門とする調査担当、交通インフラ分野の研究者、鉄道取材・記録を専門とするメディア担当、情報システム開発を担う技術担当など、多様な専門領域を持つメンバーによって構成されています。

大阪、福岡、神奈川、東京など複数地域に拠点を持つ体制となり、国内各地での現地調査・記録活動・取材対応が可能なネットワーク型の専門編集組織へと発展しています。各分野の専門性を横断的に統合し、モノレールという交通方式を総合的に分析・記録する体制を構築しています。


日本におけるモノレール理解の発信拠点

MJWSはメディア活動に加え、日本国内におけるモノレール理解の促進にも取り組んでいます。

自治体や地域団体との連携、講演・展示・イベント協力、地域交通に関する情報発信などを通じて、モノレールと都市づくりの関係性を社会に伝える活動を行っています。

日本のモノレールは、都市圏連絡交通、空港アクセス、ニュータウン交通、観光交通など多様な役割を担っており、その成立背景や制度的位置づけも路線ごとに異なります。MJWSでは各路線の歴史的経緯や都市交通上の役割を整理し、日本におけるモノレールの体系的理解を提示しています。


モノレールという交通文化の記録

モノレールはしばしば特殊な交通機関として扱われますが、実際には都市条件や交通需要に応じて選択されてきた合理的な都市交通方式の一つです。

都市地形への適応、用地制約への対応、景観との関係、輸送力と建設条件のバランスなど、モノレールは都市ごとに異なる課題への解として導入されてきました。そのため各都市のモノレールは固有の成立背景と技術的特徴を持ちます。

MJWSは、こうした都市と交通方式の関係性を長期的に記録することで、モノレールを単なる乗り物ではなく都市文化・技術文化の一部として保存することを目的としています。


MJWSデスク 田村 拓丸(たむら たくまる)
MJWS代表/モノレール研究者

国内外のモノレールに関する現地調査、歴史資料収集、技術調査、都市交通研究を長年にわたり実施し、モノレールの成立背景・技術特性・都市構造との関係性を横断的に研究している。

日本・中国・欧州・中東・東南アジアなど各地域のモノレールを継続的に調査し、路線・車両・軌道構造・都市内位置づけを比較分析する国際的視点を専門とする。調査成果はMJWSを通じて公開され、モノレール専門アーカイブの基盤となっている。国内では自治体、地域団体、交通関連組織、研究会等において、モノレールと都市交通、地域交通計画、都市構造と交通方式の関係、国内外モノレール事例比較などをテーマとした講演・解説活動を行っている。多摩地域をはじめ各地のモノレール計画や都市交通の文脈を踏まえた講演実績を有し、地域交通理解の促進や交通インフラに関する知識共有に取り組んでいる。また、報道機関や鉄道系番組への情報提供・資料協力・内容校閲などにも関わり、モノレールに関する専門知見の社会的活用と情報の正確性向上に寄与している。

MJWS編集室においては、多分野の専門メンバーによる調査・記録活動を統括し、国際比較研究および記録方針の策定を担っている。