鉄がガチで観光したらどうなる?多摩都市モノレールに乗ってきた

鉄がガチで観光したらどうなる?多摩都市モノレールに乗ってきた

2021-08-28 0 投稿者: mjws編集

東京都東大和市の上北台駅と、東京都多摩市の多摩センター駅を結ぶモノレール路線、多摩都市モノレール。

多摩地域を縦断する多摩都市モノレール沿線は、自然豊かな地域から立川などの多摩地域の中心都市まで駆け抜けるなど、沿線資源の豊富さが魅力。

多摩動物公園や京王れーるランド、ららぽーと立川立飛など、観光スポットやショッピングスポットにも事欠かない利便性は、国内モノレール路線の中でも有数です。

今回は、鉄道ファンな筆者が鉄分を多めに取り入れた多摩都市モノレールの観光プランを作り、実際に回ってみました。

ぜひ、最後までお読みください。


玉川上水駅に向かい、西武拝島線を撮る

まず向かったのは、玉川上水駅。

玉川上水駅は西武拝島線との乗換駅で、多摩都市モノレールの有名撮影地でもあります。

多摩都市モノレールのおすすめ撮影地についての記事はこちら↓
多摩都市モノレールのおすすめ撮影地3選-編成写真から風景写真まで

神奈川県在住の筆者にとって、西武線はこのような機会でもなければなかなか撮影に来られない路線のひとつ。

ましてや拝島線をしっかり撮影する機会はめったにないので、今回必ず撮影しておきたかったのです。

国立音楽大学方面の出口を出て、西武拝島線の線路沿いを武蔵砂川方面に10分ほど歩くと、踏切を発見。

この踏切で、撮影を試みることに。

しばらくすると遮断機が下りて、「スマイルトレイン」の愛称を持つ30000系がやってきました。

撮影したのは13時半ごろでしたが、正面には日が当たるものの、側面は完全に暗くなってしまいました…

調べてみたところ、上り下りともに完全順光の時間はないようなので、編成写真にこだわりがある方は避けたほうが良い場所なのかもしれません。

また、踏切付近は交差点になっており歩道も非常に狭く、かつ車の通行量が非常に多いです。

通行人や車には、十分配慮して撮影したいですね。


多摩動物公園で、動物に癒される

取材前日、ダメ元で多摩動物公園のHPにアクセスし、整理券の予約状況をチェックしていました。

なんと、奇跡的に空いていまして…!

乗車記の記事を書くなら行くしかないだろうということで、整理券を予約して入園しました。

多摩動物公園は、1958年(昭和33年)に開園した、東京動物園協会の管理する動物園です。

ライオンやキリン、オランウータンなどの人気動物が目白押しで、特にオランウータンはスカイウォークが設置されるほど展示に気合が入っています。

オランウータンのところに行くとちょうどよい場所で休んでいたので、望遠レンズで撮影。

この日のベストショットになりました。

個人的に良いなと感じたのは、レッサーパンダとユキヒョウ。

レッサーパンダは多くの動物園では室内展示で、ガラス越しの撮影になるためあまり良い写真が撮れないイメージだったのですが…多摩動物公園ではレッサーパンダの屋外展示も行っており、良い写真を撮ることができました。

ユキヒョウは見た途端、あまりの美しさに息をのんでしまいました…本当に、動物は美しいですね。

本当は1時間程度で出るつもりでしたが、気づけば2時間近くも滞在しており、非常に充実した時間になりました。

現在アフリカ園が工事中、およびアジアゾウ舎が完成直後で、アジアゾウは見られない場合があります(筆者訪問時はいませんでした…)。

整理券の予約や園内のことについて詳しくは、多摩動物公園の公式HPをご覧ください。

多摩動物公園公式HP


京王れーるランドで京王の歴史を学ぶ

多摩動物公園を後にして向かったのは、多摩動物公園駅に隣接している鉄道博物館「京王れーるランド」。

京王電鉄が設置している博物館で、京王線や京王バスの歴史や車両について楽しく学ぶことができる施設となっています。

入館料金は大人・子ども共通の310円。

筆者にとって、京王線は亡くなった祖父母が京王永山駅の近くに住んでいたこともあり、なじみが深い路線なのです。

往年の名車がそろっている屋外展示場では、その威風堂々たるたたずまいとあまりの美しさに、思わずため息が漏れました。

京王線・高尾線・相模原線で活躍していた6000系と井の頭線で活躍していた3000系の車内には入れないものの、京王屈指の名車5000系(初代)と現在銚子電鉄で活躍中の2010系、軌道線時代の車両である2400形の3車両の車内には入ることができ、往時の活躍に思いをはせることが可能。

6000系の有料シミュレータ(1回300円)に挑戦するか悩みましたが、三十路男の恥さらしになるだけなので、やめておきました。

詳細は、京王れーるランドのHPもあわせてご覧ください。

京王れーるランド公式HP


まとめ

多摩都市モノレールで行く鉄分豊富な旅をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

本文中でも述べましたが、本当に沿線資源が豊富な路線だなと感じます。

観光もできて、買い物もできて、住む場所もある…多摩都市モノレール、すごいですよね。

今回は暑い時期の訪問でしたが、涼しくなってきたらもう一度、今度は別の場所を訪ねてみたいと思いました。

皆さんもぜひ、新型コロナウイルスの感染対策を万全にして、お出かけしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

写真・文章/吉谷友尋