東京モノレール浜松町駅建替へ。2029年竣工

東京モノレール浜松町駅建替へ。2029年竣工

2021-11-05 0 投稿者: mjws編集

東京モノレール社ではモノレール浜松町駅の建替工事に着手する。同社が10月22日にホームページ上で伝えた。浜松町駅西口にて進行中の開発事業に伴い、駅ビルの建替工事に着手するもの。

建て替え後の浜松町駅のイメージ画

東京モノレール浜松町駅は、同線の始発駅としてJR浜松町駅の西側に位置する。地上6階、地下2階建て、全8階層からなるSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)および一部S造(鉄骨)の複合ビル。1964年(昭和39年)、東京モノレール浜松町~羽田空港間開業時に運用が開始され、東京モノレールにおいて最古の駅舎となる。中央部は地階が駐車場、地上部分は店舗、事務所及び駅施設の複合用途施設となっていた。プラットホームはこのうち5階部分に配置され、駅の北側部分は1984年(昭和49年)にホーム部分が延伸、車両長および編成長拡大に対応できる様改築された。

今回の建て替えでは、駅ビル3階中央部に開発ビルと駅を直結する歩行者広場を整備するほか、周辺の自由通路整備事業等と併せ、竹芝、芝浦地区等との歩行者ネットワークを形成。現在2階と3階に分かれている改札口を 3 階に集約し、利用しやすい駅となる。上述した様に、基本構造は1964 年の開業から 57 年が経過しており、防災機能の強化の点からもこれを更新する。

歩行者広場イメージ(現在の改札付近に該当)

竣工予定は2029年12月となる事が合わせて公表された(工事期間8年3ヶ月)。

なお、本事業発表時には現行の単線(2面1線)構造から複線(2面2線)等への変更も話題として挙がっていたが、結果的には単線での建替となったようだ。

建て替え後のホーム階のイメージ

【施設概要】は同社リリースより
⑴ 所 在 地:東京都港区浜松町 2-4-12
⑵ 延床面積:約 10,800 ㎡
⑶ 敷地面積:約 5,300 ㎡
⑷ 構造:鉄筋コンクリート造、ホーム上家は鉄骨造
⑸ 階数:地上5階
⑹ 主な用途:モノレール駅、歩行者広場、商業施設
⑺ 設計:株式会社トーニチコンサルタント・株式会社JR東日本建築設計
⑻ 施工:鹿島建設株式会社